○桂沢水道企業団職員服務規則等の一部改正に伴う事務処理について
令和3年3月23日
各課長 様
企業局長 川原卓也
令和3年4月1日施行の桂沢水道企業団企職員服務規則等の一部改正に伴い、今後の事務処理については下記の点に留意の上進めてください。
記
1 改正の内容
(1) 服務規則及び旅費規程(出張命令関係)
出張命令については、服務規則において「出張は出張命令簿で命」じ、旅費規程で「旅行は、企業長の発する出張命令によって行」うこととされているが、実務的には、「出張命令簿」は存在せず、また事実上の出張命令簿である「出張伺並復命書」には旅行行程が入っていない。そのため、上位規定である服務規則で、出張は命令簿ではなく、出張命令で行うこととし、旅費規程で命令方法を「出張命令は、「出張命令並復命書(兼旅費請求書)」により行う」という形で整理した。
(2) 会計規程(会計事務関係)
第3条(物品取扱主任)関係
物品取扱主任の職務は、「物品購入及びたな卸資産に関する出納事務」とされているが、会計規程においても実務上も、物品購入は主管課長が行っていることから物品取扱主任の職務から削ることとした。
第23条(支出の手続)関係
事務分掌規則第7条第3項第6号で「固定資産の取得及び食糧費、交際費を除く1件30万円未満の支出負担行為」で課長専決の共通事項として認めており、支出負担行為の権限は庶務課長だけではないことから「庶務課長」を「主管課長」とするとともに、支出負担行為の手続きにおいて内容が軽易のものについては支出負担行為伺書によることができることとするため、文書に支出負担行為伺書を加えた。
また、第23条の2として、支出負担行為の整理時期等を明確にするため、整理区分を別に定める規定を新たに設けた。
第25条の2(概算払)関係
同じ精算手続きでありながら資金前渡の手続き(第25条第3項)と表現が違うので、これを合わせた。
第28条(口座振替のできる金融機関)関係
当企業団の所在地である三笠市内には出納取扱金融機関である空知信用金庫三笠支店しかないため、金融機関の種類を規定している1号と2号をまとめた。
第29条(口座振替の手続等)関係
当企業団では、現在の規定では読み取れないインターネットバンキングによる送金手続きを現に行っていることから、実態に合わせ、口座振替依頼書に代え、他の方法(インターネット等)を用いたデータによる送金を明示するほか、口座振替の手続きを明確化した。
文言整理
(3) 事務分掌規程(事務分掌関係)
第5条(職員の職務)関係
職員の職務については、係長までしか規定されていないことから、係員まで規定した。
第8条(水道技術管理者の同意)関係(新設)
北海道岩見沢保健所の水道法に基づく立入検査において、かねてより、水道技術管理者の決裁がないことについて指摘されていることから、水道法の水道技術管理者の権限に属する事項については水道技術管理者の合議を得ることを明確化した。
2 改正後の事務処理について
(1) 出張命令関係
①規則等の改正に伴い、出張命令の様式を改めたので、新様式を使用すること。
(2) 会計規程関係
①改正規程に基づき、支出負担行為整理区分表(以下「区分表」という。)を定めたので、支出負担行為の整理にあたっては区分表に基づくこと。
②支出負担行為伺書の作成時期や留意点を記載した「支出負担行為整理区分表の留意事項」及び起案による場合や支出負担行為伺書による場合など支出負担行為手続きのパターンに分けて、起案日等の日付や決裁区分、支払時の必要書類等を記した「手続きパターン別支出負担行為伺書の作成方法」を策定したので、事務処理にあたって参考とされたい。
③入札を行う事務については別添「入札を要する契約事務について」に基づき、事務処理をすること。
(3) 事務分掌規程関係
①水道法の水道技術管理者の職務の権限に属する事項については、水道技術管理者の合議を得ること。なお、水道技術管理者は管理課長等他の課長職もあわせて任命されているが、独立した存在であるので、例えば管理課長のラインの決裁であっても水道技術管理者の合議は必要となる。
※添付書類
・就業規則等の新旧対照表
・支出負担行為整理区分表
・支出負担行為整理区分表の留意事項
・手続きパターン別支出負担行為伺書の作成方法
・定期(分割)払会計確認表
・出張命令兼復命書
・旅費事務の流れ
・入札を要する契約事務について
支出負担行為整理区分表
区分 | 支出負担行為として整理する時期 | 支出負担行為の範囲 | 支出負担行為に必要な書類 | 備考 |
給料 | 支出決定のとき | 支出しようとする額 | 支給調書又は支出負担行為伺書 | |
手当 | ||||
報酬 | ||||
法定福利費 | 払込調書又は支払調書、納入通知書 | |||
旅費 | 支出決定のとき (旅行依頼のとき) | 支出しようとする額 (旅行に要する費用の額) | 出張命令書及び請求書 (支給調書) | 費用弁償については括弧書によることができる。 |
被服費 | 契約締結のとき (請求のあったとき) | 契約金額 (請求された額) | 契約書又は請書、支出負担行為伺書(請求書) | 光熱水費及び単価契約によるものについては括弧書きによることができる。 |
備消品費 | ||||
燃料費 | ||||
光熱水費 | ||||
印刷製本費 | ||||
材料費 | ||||
薬品費 | ||||
雑費 | ||||
修繕費 | ||||
通信運搬費 | 契約締結のとき (支出決定のとき又は請求のあったとき) | 契約金額 (支出しようとする額) | 契約書又は請書、支出負担行為伺書(請求書、払込書及び申込書) | |
手数料 | ||||
広告料 | ||||
保険料 | ||||
動力費 | 支出決定のとき又は請求のあったとき (契約締結のとき) | 支出しようとする額 (契約金額) | 請求書 (契約書) | |
委託料 | 契約締結のとき (請求のあったとき) | 契約金額 (請求された額) | 契約書又は請書、支出負担行為伺書 (請求書) | 単価契約によるものについては、括弧書きによることができる。 |
賃借料 | ||||
借上料 | ||||
工事諸負費 | 契約締結のとき | 契約金額 | 契約書又は請書 | |
負担金 | 支出決定のとき又は請求のあったとき | 支出しようとする額又は請求された額 | 協定書(契約書)、請求書 | |
交際費 | 支出決定のとき | 支出しようとする額 | 支出に関する調書、請求書 | |
食糧費 | 支出決定のとき | 支出しようとする額 | 請求書 | |
厚生費 | ||||
支払利息 | 支出決定のとき | 支出しようとする額 | 請求書又は計算書 | |
報償費 | 支出決定のとき | 支出しようとする額 | 決裁書又は支給調書 | |
賞与引当金繰入額 | 支出決定のとき | 支出しようとする額 | 算定内訳 | |
退職給付費 | ||||
利子 | 支出決定のとき又は支払期日 | 支出しようとする額 | 償還請求書、利息計算書(決裁書、支給調書) | |
一時借入金利息 | ||||
公租公課 | 支出決定のとき | 支出しようとする額 | 支出負担行為伺書、納入通知書 | |
固定資産購入費 | 契約締結のとき | 契約金額 | 契約書、請求書 | |
企業債償還金 | 請求のあったとき | 支出しようとする額 | 請求書又は計算書 |
支出負担行為整理区分表の留意事項
区分 | 支出負担行為として整理する時期 | 支出負担行為の範囲 | 支出負担行為に必要な書類 | 備考 | 支出負担行為伺(決定)書を作成する時期 | 必要書類等の留意点 | |
給料 | 支出決定のとき | 支出しようとする額 | 支給調書又は支出負担行為伺書 | 給与等の支給決裁時 | 共済組合負担金等を含む。派遣職員の給与等は支出負担行為伺書による。 | ||
手当 | |||||||
報酬 | |||||||
法定福利費 | 払込調書又は支払調書、納入通知書 | ||||||
旅費 | 支出決定のとき (旅行依頼のとき) | 支出しようとする額 (旅行に要する費用の額) | 出張命令書及び請求書 (支給調書) | 費用弁償については括弧書によることができる。 | 出張命令書を伺書として取り扱い、復命決裁をもって決定とする。費用弁償の場合は、旅行依頼決裁時。 | 費用弁償については括弧書によることができる。 | |
被服費 | 契約締結のとき (請求のあったとき) | 契約金額 (請求された額) | 契約書又は請書、支出負担行為伺書(請求書) | 光熱水費及び単価契約によるものについては括弧書きによることができる。 | 契約締結決裁時。(契約をしようとするとき) | 光熱水費及び単価契約によるものについては括弧書きによることができる。 | |
備消品費 | |||||||
燃料費 | |||||||
光熱水費 | |||||||
印刷製本費 | |||||||
材料費 | |||||||
薬品費 | |||||||
雑費 | |||||||
修繕費 | |||||||
通信運搬費 | 契約締結のとき (支出決定のとき又は請求のあったとき) | 契約金額 (支出しようとする額) | 契約書又は請書、支出負担行為伺書(請求書、払込書及び申込書) | 健康診断等の単価契約、通信運搬費、手数料、保険料及び継続的契約によるものについては括弧書きによることができる。 | |||
手数料 | |||||||
広告料 | |||||||
保険料 | |||||||
動力費 | 支出決定のとき又は請求のあったとき (契約締結のとき) | 支出しようとする額 (契約金額) | 請求書 (契約書) | 入札又は見積合せ等契約行為があるものについては括弧書きによる。 | |||
委託料 | 契約締結のとき (請求のあったとき) | 契約金額 (請求された額) | 契約書又は請書、支出負担行為伺書 (請求書) | 単価契約によるものについては、括弧書きによることができる。 | 分割払等支払額が確定している場合は、契約締結時に支出負担行為の決裁を取り、支払時は月次報告書等の決裁日を検収日として定期(分割)払会計確認表を添付すること。 リース契約等は支払対象期間末日を検収日とする。 | 単価契約によるものについては、括弧書きによることができる。 | |
賃借料 | |||||||
借上料 | |||||||
工事請負費 | 契約締結のとき | 契約金額 | 契約書又は請書 | 前払金、部分払の支出は、支出負担行為額の一部を支払う形なので、支払時には、検収ではなく、確認行為で支払うことなり、確認したことがわかる書類を添付するものとする。 | |||
前金払 | 契約書、前払い請求決裁 | ||||||
部分払 | 契約書、出来形部分等確認通知書 | 確認通知書には、専決権者の確認印を押印 | |||||
完成払 | 契約書又は請書 | ||||||
負担金 | 支出決定のとき又は請求のあったとき | 支出しようとする額又は請求された額 | 協定書(契約書)、請求書 | 団体の年会費は請求時。 | |||
交際費 | 支出決定のとき | 支出しようとする額 | 支出に関する調書、請求書 | ||||
食糧費 | 支出決定のとき | 支出しようとする額 | 請求書 | ||||
厚生費 | |||||||
支払利息 | 支出決定のとき | 支出しようとする額 | 請求書又は計算書 | ||||
報償費 | 支出決定のとき | 支出しようとする額 | 決裁書又は支給調書 | ||||
賞与引当金繰入額 | 支出決定のとき | 支出しようとする額 | 算定内訳 | ||||
退職給付費 | |||||||
利子 | 支出決定のとき又は支払期日 | 支出しようとする額 | 償還請求書、利息計算書(決裁書、支給調書) | ||||
一時借入金利息 | |||||||
公租公課 | 支出決定のとき | 支出しようとする額 | 支出負担行為伺書、納入通知書 | ||||
固定資産購入費 | 契約締結のとき | 契約金額 | 契約書、請求書 | ||||
企業債償還金 | 請求のあったとき | 支出しようとする額 | 請求書又は計算書 |
※ 長期継続契約、継続費、債務負担行為等による複数年契約については、各年度の当初に支出負担行為伺を取ること。
※ ここでいう「見積書」は法令等で契約の相手方を決めるときに提出を求める「見積書」をいう。→契約金額が適正であることを確認することが提出の目的。
※ 契約書等による場合、契約締結の決裁が支出負担行為の決裁となり、支出負担行為伺書は支出負担行為の確認書として取り扱うので、決裁欄には「別途決裁済」と記載し、担当者の確認印を押印すること。
※ 支出負担行為伺書による場合は、内訳を記載の上、見積書を添付すること。
※ 物品の購入や役務の提供のうち、別に定める場合(少額で伺いに明細が記載されている場合や契約規程の運用に基づく場合、競争入札を行っている場合等)にあっては、見積書を省略することができる。
※ 支出時には、原則として、義務的経費を除き、履行を確認した書類(検査調書、検収印)等を添付すること。
※定期(分割)払会計確認表を用いて支払うを行うものの例…定額を定期的に支払うもの
・土木積算システム負担金 | ・WBC利用料 |
・複合機等定期払の賃借料 | ・会計システム賃借料・保守委託料 |
・自家用電気工作物保安管理委託料 | ・自動扉保全管理業務委託料 |
手続きパターン別支出負担行為伺書の作成方法
支出負担行為伺書 | 支払時添付書類 | 備考 | |||||||
起案日 | 検収日 | 決裁欄 | |||||||
起案によるもの | |||||||||
契約書(契約行為)あり | 契約締結(契約書を作成)=支出負担行為を示す書類となる。※単価契約については別途記載 | ||||||||
総価契約 | |||||||||
完成払 | 契約日 | 納品日 検査調書の検査日 | 別途決裁済:係印 | 契約書写し、検査調書 | 設計変更がある場合は通知書と承諾書の写し 前払・部分払がある場合は支払経過書類を添付 | ||||
前金払 | 請求日 | 請求日 | 専決区分による | 契約書写し、前払請求決裁 | |||||
部分払 | 出来形検査日 | 出来形検査日 | 専決区分による | 契約書、出来形部分等確認通知書 | |||||
定期払(分割払) | 契約日 | 月次報告書等の決裁日 | 別途決裁済:係印 | 契約書写し、定期(分割)払会計確認表 | 自家用工作物定期点検、積算システム等 支出負担行為伺書に代え、定期(分割)払会計確認表を使用 | ||||
単価契約 | ※支出負担行為の整理は原則契約時に行うが、単価契約の場合は債務の確定する数量確定時に行う。 | ||||||||
完成払(一括払) | 契約日 | 納品日 検査調書の検査日 | 別途決裁済:係印 | 契約書写し、検査調書 | |||||
随時払(定期払) | 支払対象期間初日 | 支払対象期間末日 | 専決区分による | 請求書 | ガソリン、重油、たな卸資産(薬品)、人間ドック等 | ||||
土地などの契約 | 契約日又は4月1日 | 請求日又は4月1日 | 専決区分による | 請求書、決裁書 | 長期継続契約の場合は、2年目以降の起案日は4/1とする | ||||
契約書(契約行為)なし | |||||||||
負担金 | 支払通知日又は請求日、決裁書決裁日 | 支払通知日又は請求日 | 別途決裁済:係印 | 決裁書又は請求書 | ダム負担金等協議・法令によるもの | ||||
保険料 | 申込日又は4月1日 | 請求日 | 別途決裁済:係印 | 決裁書又は申込書写し及び払込書 | 申込み等によるもの(火災保険、公用車自賠責) 継続の場合、起案日は4/1とする | ||||
手数料 | 申込日 | 請求日 | 専決区分による | 請求書 | 検便、特殊健診等 | ||||
出張旅費 | 支出負担行為伺書に代え、出張命令並復命書(兼旅費請求書)を使用 | ||||||||
概算払 | 旅程表・出張命令並復命書(兼旅費請求書) | ||||||||
月額払 | 旅程表(精算)・出張命令並復命書(兼旅費請求書) | ||||||||
給与等 | 給与は支出負担行為伺書に代え、支給調書を使用 | ||||||||
給料、手当 | 給与支給調書 | ※派遣職員については、支出負担行為伺書による | |||||||
法定福利費 | 給与支給調書 | ※雇用保険、健康保険、厚生年金保険、労働保険、追加費用等は支出負担行為伺書による | |||||||
負担金 | 給与支給調書 | ||||||||
報酬(議員・監査委員等) | 報酬等支給調書 | ||||||||
費用弁償(議員・監査委員等) | 報酬等支給調書 | ||||||||
賞与引当金 | 決裁書、算定一覧 | ||||||||
退職給付引当金 | 決裁書、算定内訳 | ||||||||
支出負担行為伺書 | |||||||||
光熱・通信費 | 発注する前(しようとするとき) | 請求日又は納品日 | 専決区分による | 請求書 | 長期継続契杓によるもの(電気、ガス、電話、郵便) | ||||
郵便 | 月初日 | 月末日 | 専決区分による | 請求書、納品書 | |||||
ガス | 検針日 | 検針日 | 専決区分による | 請求書、検針請求書 | |||||
電気料 | 請求日 | 請求日 | 専決区分による | 請求書 | |||||
電話 | 請求日 | 請求日 | 専決区分による | 請求書 | |||||
賃借料 | 月の最初に使用した日 | 月末日 | 専決区分による | 請求書(請求明細書含)、納付書 | 高速通行料(ETC)、ハイヤー借上料 | ||||
負担金 | 4月1日又は請求日 | 請求日 | 専決区分による | 請求書 | すでに加入している年会費等は4/1 | ||||
手数料 | 発注する前(しようとするとき) | 請求日、役務終了日 | 専決区分による | 請求書、払込書 | 車検、浄化槽点検、ごみ処理 | ||||
企業債償還 | 通知日又は請求日 | 通知日又は請求日 | 専決区分による | 納入通知書、貸付金元利金仕訳書又は払込通知書、払込明細書 | |||||
償還利子 | 通知日又は請求日 | 通知日又は請求日 | 専決区分による | 納入通知書、貸付金元利金仕訳書又は払込通知書、払込明細書 | |||||
交際費 | 請求日 | 請求日 | 専決区分による | 請求書 | |||||
資金前渡 | 資金の前渡をするとき | 資金の前渡をするとき | 専決区分による | 資金前渡調書 | 研修会・会議等参加費、収入証紙購入、香典等 支払の根拠となる書類(会議開催案内等)を添付 | ||||
給与等 | 支給調書以外の支払い | ||||||||
給料、手当 | 請求日又は通知日 | 請求日又は通知日 | 専決区分による | 請求書又は通知書 | 派遣職員 | ||||
法定福利費 | 請求日又は通知日 | 請求日又は通知日 | 専決区分による | 通知書又は納付書 | 支出負担行為伺書によるもの(雇用保険、健康保険、厚生年金保険、労働保険、追加費用等) | ||||
負担金 | 請求日又は通知日 | 請求日又は通知日 | 専決区分による | 通知書又は納付書 | 福祉協会負担金 | ||||
退職給付費 | 支払対象期間初日 | 支払対象期間末日 | 専決区分による | 負担金納付兼領収書 | 退職手当組合負担金 | ||||
賞与引当金 | 請求日又は通知日 | 確認日 | 専決区分による | 支出負担行為伺書 | 派遣職員 | ||||
上記以外の課長専決等による購入 | 発注する前(しようとするとき) | 納品日 検査調書の検査日 | 専決区分による | 起案時:見積書貼付 | 備消品購入等 |
旅費事務の流れ
(イ) 精算払
1 旅行者は、出張命令並復命書(兼旅費請求書)に出張地名、日程、用務を入力したデータをメールにて送付するとともに、(ハ)1の関係書類を併せて庶務課に提出する。
なお、宿泊を伴わない場合は、起点及び終点(自宅、企業団など)並びに使用する交通手段(JR、公用車など)をメール本文に記載すること。
2 庶務課は、データで提出を受けた出張命令書並復命書(兼旅費請求書)に旅費の計算及び入力をし、提出された関係書類と併せて紙で返却する。
3 旅行者は、返却された出張命令並復命書(兼旅費請求書)及び関係書類により、決裁をとる。
4 旅行者は、旅行が終わった後、用務の顛末を記載し、速やかに復命する。
5 旅行者は、復命を完了した出張命令並復命書(兼旅費請求書)及び関係書類を庶務課に提出する。
6 庶務課は、提出された書類をもとに日程、路程及び旅費について審査し、審査の結果、適当と認められる旅費を支給する。
(ロ) 概算払
1~3 (イ)精算払1~3と同様
4 旅行者は、許可を受けた出張命令並復命書(兼旅費請求書)を庶務課へ提出する。
5 庶務課は、提出を受けた後、旅費を支給し、出張命令並復命書(兼旅費請求書)を旅行者へ返却する。
6~7 (イ)精算払4~5と同様
8 庶務課は、提出された書類をもとに日程、路程及び旅費について審査し、精算する。
9 審査の結果、過不足が生じた場合は、追給または戻入する。
(ハ) 共通事項
1 添付する関係書類について
(1) 伺い
① 目的地及び日程がわかる会議等の開催案内(打合せなど通知等がない場合は、データ提出時にその旨を記載する)
② 航空賃がある場合は、航空賃の領収書又は航空賃の確認ができるもの
③ 宿泊を伴う場合は、旅程表(起点から終点までの各行先、時刻、交通手段、宿泊先)
(2) 復命
① (1)伺い①及び③
② 航空賃がある場合は、搭乗したことが確認できるもの(航空券の半券、搭乗証明書等)
③ パック旅行を利用した場合は、領収書
④ タクシーを使用した場合は、領収書
入札を要する契約事務について
1 入札・契約依頼に当たって
・入札を行うものの契約事務については、庶務課が行うが、実施伺い(工事の起工に相当するもの)は発議課(予算要求課または当該事務所管課)が行い、決裁終了後、庶務課に回付すること。
・その後、庶務課において、入札実施の決裁を取り、指名通知又は入札公告を行い、入札を行う。
・契約締結後、庶務課から発議課に決裁書類一式を回付する。
・実施伺いには、競争入札を行える内容の仕様書を盛り込むこと。特定の業者でなければ契約の目的を達成できない場合は随意契約とする。
・随意契約となる場合は、発議課において、随意契約の理由を記載すること。
・実施伺いの表題例
「○○業務の実施について」「○○の借入(リース、賃貸借)について」
「○○の整備について」等
・実施伺いの記載内容
「このことについて、別紙(下記)のとおり実施したい。」
(別紙)
・業務概要 ・設計額(積算内訳 別紙)
・業務場所 ・仕様(書)
・業務期間 ・予算科目及び予算(残)額
2 契約書を取り交わす場合の支出負担行為伺い
・支出負担行為伺書は契約日を起案日として発議課が作成し、決裁を受けること。
・支出負担行為伺書の決裁欄は、「別途決裁済み」と記載の上、記載内容が契約書と一致していることを確認し、起案者印を押印すること。
・納品又は事務の完了後、発議課の課長において検収を行い、支出負担行為伺書の検収欄に押印すること。(検収調書を作成した場合は、調書と同じ日付を記入)
・支払時に、支払伝票に上記支出負担行為伺書と契約書写し等を添付し支払決裁を受けることとする。
※ 起工~入札・契約~検査・受渡まで決裁書類により支出負担行為を行っている場合、「支出負担行為伺書」は契約確認調書という位置づけで、起工~契約伺い(+検収調書)までの役割を果たすものとして扱う。
○契約事務の流れ